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NEWS【戦評掲載】1月22日(日)第18回Wリーグ公式戦 2次ラウンド~エリエールサンクスデー~
痛い黒星スタートで始まった二次ラウンド。ラビッツはクォーターファイナル進出への望みをかけ、下位リーグの強豪トヨタ紡織に挑む。
1Q:新潟15-19トヨタ紡織
ラビッツのスターティングラインナップは#0梅木、#11井上、#14畑中、#16山澤、#34出岐の5人。ラビッツのゾーンディフェンスにトヨタ紡織は内外からバランスよく攻撃し先手を奪う。ラビッツも#16山澤が果敢にトヨタ紡織ゴールを攻めると、#14畑中が3Pを沈めて一歩も引かない。中盤に入るとラビッツのターンオーバーからトヨタ紡織に流れが傾くが、ラビッツも#34出岐の3Pで応戦、#11井上もゴール下で頑張る。終盤になると地力で勝るトヨタ紡織は、ラビッツのターンオーバーを見逃さず再びリードを広げる。
2Q:新潟26-39トヨタ紡織(11-20)
ラビッツは#0梅木がハイポストからこのQの先制ゴールを放り込むが、トヨタ紡織はラビッツのショートコーナーを上手くついて有利にゲームを運ぶ。何とか流れを引き寄せたいラビッツは#1宮坂を投入するが、トヨタ紡織の速い戻りの前にトランジションは不発に終わる。中盤以降、#6大城のアタックと#34出岐の3Pから反撃を試みるラビッツに対し、精度の上がってきたトヨタ紡織のシューター陣が襲い掛かる。
3Q:新潟45-54トヨタ紡織(19-15)
有効な攻め手の見つからないラビッツは#0梅木のミドルシュートで後半の先制をするが、リバウンドで勝るトヨタ紡織はセカンドチャンスから次々とラビッツゴールを揺らす。このままでは終われないラビッツは、#16山澤と#34出岐が果敢にトヨタ紡織ゴールにアタックすると、再び#34出岐が自ら速攻を決めて切れそうな糸を繋ぎ止める。更に#11井上のドライブと#14畑中の3Pで一桁差までビハインドを縮めて最終Qへ。
4Q:新潟49-79トヨタ紡織(4-25)
9点差を追うラビッツにトヨタ紡織は序盤から次々と3Pを沈め突き放しにかかる。ラビッツも#14畑中のミドルシュートで反撃するが単発に終わる。トヨタ紡織の厳しいディフェンスの前にタフショットを連発するラビッツに対し、確実にオープンシュートを沈めるトヨタ紡織が早々とゲームの大勢を決めると、ラビッツはアーリーエントリーの#25根来と#56ナウタヴァイを投入、ブースターにフレッシュな姿を初披露した。
総評
序盤はラビッツのゾーンが機能して互角の展開でゲームは進むが、ラビッツのターンオーバーから流れはトヨタ紡織に。後半に入るとラビッツは#34出岐と#14畑中の活躍で一桁差までビハインドを縮めて最終Qに勝利への希望を繋げる。しかし足の止まったラビッツは、トヨタ紡織に確実にオープンシュートを沈められ、なす術もなく大差で振り切られた。
最終スコア
新潟アルビレックスBBラビッツ49-79トヨタ紡織サンシャインラビッツ
1Q:15-19
2Q:11-20
3Q:19-15
4Q:4-25
■入場者数:529人
スターティング5
#0梅木智加子
#11井上愛
#14畑中美保
#16山澤恵
#34出岐奏
主な個人スタッツ
#34出岐奏 12得点
小川HCコメント
今日は初めて使ったゾーンディフェンスが機能していた手応えはあったし、相手の思うようなバスケットをさせていなかったと思います。
ただ、ここぞという時に外のシュートを決められていたのは運動量の問題なのでもう少し精度を高めないといけない。
それでも点差が空きそうなときにコート上の選手たちがよくカムバックしてくれていた。
練習通りの例えば合わせのカッティングプレーなどをしっかりと忠実にコート上で表現してくれたことには選手を誇りに思います。
ただ、やはりゾーンにして運動量が増えた分最後の4Qに足にきてオフェンスの精度が落ちてしまった。
順位が上のチームなだけににフィジカルの差もある中で、こちらの選手も負けずに身体を張ってオフェンスリバウンドを15取ってくれました。
あとはこのシュートアベレージは選手がスタッツを見て反省してくればいい。
#11井上愛選手コメント
前半はディフェンスが機能していて、相手が困っていたのは良かったと思います。
しかし、後半に入って、自分たちの体力が続かなかったり、相手が慣れてきて別のパターンで攻められたときに、我慢比べで負けてしまったという印象でした。
リバウンドは1次ラウンドからのチームの課題で、数字では今日もトヨタ紡織を相手に勝てていないですが、リバウンドを取りに行く姿勢・意欲は、ここ最近の試合の中では一番あったと思います。
(この先の戦い方はどうですか?)
負けれらない状況で勝ちにいかなくてはいけないですが、それをプレッシャーに感じてしまうと良い方向にはいかないので、気持ちを切り替えて、試合に臨みたいと思います。
1つ勝つことができれば、勢いに乗れると思うので、まずは次の山梨戦に集中していきたいです。
#14畑中美保選手コメント
今日のディフェンスは1-3-1でしたが、下が運動量が多いので全員で1人が2人分くらいを守るような意識をもって練習していました。
機能している部分もあったのですが、その反面リバウンドが取れずセカンドシュートがつながる場面があった。
もっと中の5人が声を出しあって守らなくてはと思いました。
昨年の試合を比較すると、思い通りできていないことはないのですがもう少し詰めていけばさらに機能していくと思います。
(最終Qで離されたのは)ゾーンディフェンスでの消耗はあったと思いますがその中でもボックスアウトする、ルーズボールに飛び込む、とか点差は離れていてしんどい場面でももっと継続してやっていかなければ自分たちは勝てないと思うので継続して次につなげていきたいと思います。
#25根来真奈選手コメント
緊張する間もなくデビュー戦で、とにかくボールがあるところに出て、積極的にボールに絡んでいこうと思って臨みました。
小川HCからも「どんどんシュートを打っていい」と言われていたので、できればシュートを打ちたかったです。
もっと泥くさく、新人らしく頑張っていきたいです。
(ベンチから見ていた時を含め、Wリーグの雰囲気などはどう感じましたか?)
今までよりも遥かにレベルが高かったので、いつか通用するプレーができるようになりたいと思いました。
#56ナウタヴァイ圭理選手コメント
少し緊張はありましたが、得点が止まっていて、残り時間も少なかったので、どんどん打って行こうという気持ちでコートに立ちました。
短い時間ではあったが、シュートを打つことができたのは良かったです。
次はしっかりとシュートを決められるようにしたいです。
(ベンチから見て、また出場してみてWリーグはどうですか?)
宮坂(#1宮坂桃菜選手)の活躍をベンチで見ていて、ポジションは違いますが良い刺激になりました。
この世界は甘くないと思っているので、先輩方や同期の良い刺激をもらいながら、自分もレベルアップをしたいと思っています。
(観客の声はどうでしたか?)
今まで観客として観ていた試合に、今回選手としてベンチ入りさせていただき、このような応援の力がすごく自分たちに影響をしていることを初めて感じました。
応援してくださっている皆さんに、良いプレー、良い結果を見てもらえたらと思います。
ゲームフォト