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NEWS【戦評掲載】11月22日(土)第16回Wリーグ公式戦 小千谷大会vs富士通レッドウェーブ
1Q:新潟10-26富士通
新潟の今季ホームゲームは“市制施行60周年・中越大震災から10年”と冠し、好調の富士通レッドウェーブを迎えて小千谷市総合体育館からスタート。新潟はゾーン、富士通はマンツーマンディフェンスでの立ち上がり、富士通はいきなり#15山本の3PTSで先制すると3分過ぎにも3PTSを沈めてリードを広げる。それでも新潟の変則ゾーンを攻め切れない富士通に対し、新潟は#8岩村のミドルレンジに#0梅木のゴール下、ルーキー#31木暮の3PTSで食い下がる。中盤を過ぎると富士通は速いパス回しから、#0長岡、#15山本、#11篠崎らが続けて3PTSを沈め、新潟10―26富士通と富士通が主導権を握って1Qを終える。
2Q:新潟27-36富士通(17-10)
マンツーマンディフェンスに変えた新潟に対し、富士通はここでも攻めあぐねるが、新潟はターンオーバーで合わせてしまう。それでも#53近藤の3PTSできっかけを掴むと、この日Wリーグ100試合出場を果たした#7星が技有りのショットでゴール下から続けて押し込む。中盤を過ぎても足の止まらない新潟は、5分過ぎに#53近藤がチャージングを奪うと、自らの3PTSで20―29とビハインドを1桁に戻す。更に#34出岐がスティールから自ら持ち込むと、ゴール下で踏ん張り24―31と完全に流れを引き寄せる。残り3分にたまらずタイムアウトを取った富士通は#0長岡がセットプレイからゴール下に走り込むが、高さで劣る新潟は#14畑中がリバウンドで奮闘、繋いだ#53近藤が富士通ゴールを揺らす。終盤に富士通は再び#15山本の3PTSで流れを引き寄せるが、新潟は#14畑中がインサイドアタック、貰ったフリースローを沈め必死に食い下がる。新潟27―36富士通と新潟が追い上げを見せてゲームを折り返す。
3Q:新潟35-49富士通(8-13)
何とか追い付きたい新潟は#7星のバスケットカウントで後半の幕を開けると、個人技から再びフリースローを奪う。更に#34出岐がスティールから自ら持ち込み4点差まで追い上げる。それでも地力で上回る富士通は#1三谷のミドルショットで突き放すと、新潟は後半1回目のタイムアウト。中盤を過ぎても両チーム共に激しいディフェンスは続きゲームは一進一退の攻防に。終盤に富士通は#3石川が3PTSを沈めると#11篠崎が速攻を見せ、新潟35―49富士通と富士通がリードを守り最終Qへ。
4Q:新潟45-72富士通(10-23)
満員に埋まったWリーグ初開催の小千谷ファンの前で金星の瞬間を見せたい新潟だが、富士通の高い位置からのディフェンスに苦しむ。更にリバウンドで主導権を奪った富士通は慌てずゲームを進める。善戦で終わらせたくない新潟は、#53近藤のバックショットに#8岩村の3PTS、#7星のバスケットカウントで残り5分で43―58とする。それでも後半も富士通の攻撃の手は緩まず、#14橋詰、#8鈴木のゴールで追い縋る新潟を再び突き放す。終盤、新潟は#12上酔尾を投入、#11井上もゴール下で踏ん張るが奮闘もここまで。新潟45―72富士通で富士通が4連勝を飾った。WJBLはバスケットボールを通じて今後も被災地への支援を続ける。
■観客数:1,306人
衛藤 晃平HCコメント
(試合を振り返って?)点差程やられた気はしないが、45点しかとれなかったのは悔しい。1Qから相手が激しく出てきてネガティブに入ってしまった。私以上に選手も実感してると思うので明日以降に活かしてくれると思います。
#7星 希望選手コメント
(17得点について?)これまでの4試合は得点の部分に満足いかなかった。今日は初めからリングに向かう、何が何でもシュートに繋げる強い気持ちで試合に入ったので17得点に繋がったと思う。個人的には1歩踏み出せた試合になった。(通算100試合出場について?)JAL時代の初出場は地元福島でのゲーム。出場は残り56秒くらいから。そこからもう100試合も出たんだなと感じる。新潟1年目も緊張の中戦った記憶がある。今振り返ると、ここまでバスケットボールを続けてきて良かったと思う。
#53近藤 紗奈選手コメント
今週富士通対策で練習してきた内容を出せて前半戦えたのは収穫。ただ、あと少しが足りない。しっかりそこを突き詰めていけば上位チームにもいいゲームができると思う。(個人の課題?)思い切りやるところはやる、落ち着くところは落ち着くという状況判断がもっと冷静にできれば自分の成長に繋がると思う。