第18回Wリーグ公式戦 ~クルマ売るならラビット+ファイブワンサンクスデー~
開幕節を連敗で終えたラビッツは、レジェンド大神雄子率いるトヨタ自動車アンテロープスを、聖地アオーレ長岡で迎え撃つ。
1Q:新潟14-24トヨタ自動車
ラビッツのスターティングラインナップは、#0梅木、#11井上、#14畑中、#31木暮、#34出岐の5人。序盤から地力で上回るトヨタ自動車は、次々とラビッツゴールを揺らしリードを広げる。対するラビッツも#31木暮が果敢にゴールを攻め立てると、#11井上と#10大濱の3Pで必死に食い下がる。10-15で迎えた残り4分過ぎ、ラビッツはセットプレイから#34出岐がフリースローをもらうと、#10大濱がジャンプショットを沈め1点差まで追いつく。しかしラビッツの連続ターンオーバーに乗じたトヨタ自動車は、終盤にもう一度リードを広げる。
2Q:新潟28-38トヨタ自動車(14-14)
ラビッツはルーキー#6大城のドライブでこのQを先制すると、キャプテン#0梅木がリバウンドで頑張り自らの得点を呼び込む。更に#16山澤のミドルショットで20-26とすると、トヨタ自動車をタイムアウトに追い込む。その後もラビッツの厳しいディフェンスを攻めあぐむトヨタ自動車に対し、ラビッツの勢いは止まらず、5分過ぎにはエース#34出岐がゴール下に走り込み4点差までビハインドを縮める。しかし終盤になるとトヨタ自動車は体格差を生かして確実にラビッツゴールを揺らし、再びリードを広げる。それでもこの日リバウンドで健闘するラビッツは、#16山澤と#34出岐が3Pを沈めて後半に望みを繋ぐ。
3Q:新潟40-67トヨタ自動車(12-29)
10点を追う後半、ラビッツは#34出岐がいきなりゴールにアタックしてフリースローをもらう。しかしイージーシュートを外しまくるラビッツに対し、トヨタ自動車は高さを生かして得点を積み重ね、あっという間に主導権を引き寄せる。4分過ぎには31-51とセフティリードに広げたトヨタ自動車に対し、Bリーグの試合後も会場に残り声援を続ける長岡ブースターを前に、ラビッツは意地を見せる。ラビッツゴールの守護神キャプテン#0梅木が必死にリバウンドで奮闘すると、#10大濱のバスケットカウントと#16山澤の3Pに繋げ、静まり返ったアリーナをもう一度沸かす。しかし選手層の厚いトヨタ自動車の容赦ない攻撃は、最後まで続く。
4Q:新潟52-98トヨタ自動車(12-31)
最終Qになっても攻撃の手を緩めないトヨタ自動車は、一方的にラビッツゴールを攻め続ける。何とか一矢を報いたいラビッツだが、新旧日本代表を揃えたトヨタ自動車の前に沈黙が続く。中盤以降、ラビッツは#34出岐と#0梅木を中心に最後の抵抗を見せ、止まない長岡ブースターの声援に応えるが、トヨタ自動車との格の違いに前半の善戦を勝利に結び付ける事ができなかった。
総評
この日リバウンドで健闘するラビッツは、前半は互角の試合を演じる。しかし後半になると、新旧日本代表を揃えたトヨタ自動車の猛攻を受け大差で敗戦。ラビッツは開幕3連敗となった。
最終スコア
新潟アルビレックスBBラビッツ52-98トヨタ自動車アンテロープス
1Q:14-24
2Q:14-14
3Q:12‐29
4Q:12‐31
■入場者数:1,322人
スターティング5
#0梅木智加子
#11井上愛
#14畑中美保
#31木暮彩華
#34出岐奏
主な個人スタッツ
#34 出岐奏 14得点
#16 山澤恵 10得点
小川HCコメント
前半は良く食らいついて行けた。
前節のスカウティングから、3Pをすべて守るのは難しいので、相手の2Pシュートを守っていくゲームプランで今週の練習を進めた。
インサイドは、エネルギッシュな時、自分たちのリバウンドがとれている時は機能し、抑える事が出来たが、後半は崩壊までは言わないが、相手の大神選手や久手堅選手がズレを作っていた。
僕らはサイズがないので、そこを上手くつかれてしまうことが後半多かった。
2Pシュートを徹底的に潰しなさいという話はしていた。しかし、外のシュートが入りだして、外に引っ張り出されるようになって、そして中がガラガラになるという状況になってしまった。
ターンオーバーの質が悪い。相手のガードの当たりが強い時にプレッシャーに負けてパス離れが悪くなったので、明日はターンオーバーのところを気を付けないといけない。
ゲームフォト