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NEWS【戦評掲載】10月30日(日)第18回Wリーグ公式戦 ~新潟日報サンクスデー~ vs富士通レッドウェーブ戦
第18回Wリーグ公式戦 ~新潟日報サンクスデー~
上越シリーズ2日目、ラビッツは強豪富士通に、前日の雪辱を果たせるか?
1Q:新潟20-18富士通
ラビッツのスターティングラインナップは#0梅木、#11井上、#14畑中、#31木暮、#34出岐の5人。序盤、富士通は高さを生かした攻撃、対するラビッツはこの日スタメンの#31木暮のスピードで対抗する。決め手に欠ける富士通にラビッツは#14畑中が高い位置から放り込むと、#10大濱のリバウンドから#34出岐が3Pを沈める。更に#31木暮のトランジションから#34出岐が速攻を決めて主導権を握る。終盤、ラビッツは#16山澤がフリースローを沈めると#11井上のポストプレイと#6大城のフリースローでリードを守る。
2Q:新潟34-43富士通(14-25)
2Qになると富士通はシュートが決まり出し、あっと言う間に逆転、ラビッツをタイムアウトに追い込む。それでもラビッツは#6大城の3Pに#10大濱がゴール下から続くと、#16山澤がインサイドを攻め込み必死に食い下がる。しかし中盤以降、雑なシュートの目立ち始めたラビッツに、富士通シューター陣が襲い掛かる。
3Q:新潟46-64富士通(12-21)
初勝利に執念を燃やすラビッツは#11井上のミドルシュートで後半を先制すると、#34出岐の速攻と#31木暮のゴール下で猛追する。ラビッツのゾーンを攻めあぐねていた富士通だが、ラビッツが又も雑な攻撃を見せると、すかさず速攻で切り返し、もう一度ラビッツを突き放す。更にリバウンドを支配した富士通は、完全に流れを引き寄せると、パスラインを塞いだ厳しいディフェンスでラビッツにボールのシェアを許さない。
4Q:新潟63-82富士通(17-18)
上越ブースターの前で意地を見せたいラビッツは、ルーキー#6大城が内外から富士通ゴールに攻め込むと、#34出岐の速攻と#10大濱の連続ジャンプシュートで最後の抵抗を見せる。それでも慌てない富士通は、高さを生かして着実にリードを広げ、危なげなく逃げ切り上越シリーズを連勝で終えた。
総評
序盤は#31木暮を中心としたトランジションで互角の展開に持ち込むが、何故か止めてしまう。更に雑なシュートセレクションからリバウンドを取られ、本調子ではない富士通を波に乗せてしまう。リバウンドで大差をつけられたラビッツは、最後まで富士通に主導権を握られたまま試合終了。開幕からの連敗を止めることが出来なかった。
最終スコア
新潟アルビレックスBBラビッツ63-82富士通レッドウェーブ
1Q:20-18
2Q:14-25
3Q:12‐21
4Q:17‐18
■入場者数:1,222人
スターティング5
#0梅木智加子
#11井上愛
#14畑中美保
#31木暮彩華
#34出岐奏
主な個人スタッツ
#34 出岐奏 11得点
#10 大濱杏華 10得点
小川HCコメント
ここ最近上位のチームとの戦いが続くが、10点ないし15点くらいビハインドとなっている時、しっかりついていこう、しぶとくプレーをしていこうとする中で、状況を打破することができていない。
点差を詰め切れない原因は、まず「ターンオーバーが軽い」。そして、そのターンオーバーから簡単なレイアップ。そこが点差が開いていく原因だと考えている。
まだ上位との対戦は続くが、辛抱強く修正をしていかなければいけないと思っている。
今日はターンオーバーを10回以内に抑えることを目標にゲームに臨ませたが、結果は11回のターンオーバーだった。目標は届かなかったが、まずまずの結果を収めてくれた。問題はターンオーバーの質。ターンオーバーをした際、その選手と原因について話をするが、ミスの原因は各選手自覚し始めている。先を見据える中で、ミスの原因を自覚することはとても重要なことであり、最近の上位陣との対戦は、1つ1つ学ぶことが多く、本当に勉強になることばかりです。
選手は今のチーム状況の中で頑張ってくれている。
各選手、今のチームスタイルというものを理解はしているが、浸透はしていない状態だと思う。次のJX‐ENEOS戦を通じてもっとチームスタイル・ルールの理解を深められるよう戦っていく。
ゲームフォト