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NEWS【戦評掲載】11月27日(日)第18回Wリーグ公式戦 ~水原自動車学校サンクスデー~ vs羽田ヴィッキーズ戦
ラビッツは3年越しの連敗脱出と今季初勝利を目指し、前日の雪辱に挑む。
1Q:新潟22-14羽田
ラビッツのスターティングラインナップは#10大濱、#11井上、#14畑中、#16山澤、そして#34出岐と前日から入れ替えての5人。序盤、ラビッツは#10大濱がリバウンドで頑張ると、自らフリースローを沈めて先制、#11井上も3Pで続く。更に#14畑中のリバウンドから#16山澤が3Pを沈めて羽田をタイムアウトに追い込む。中盤になってもラビッツは、#10大濱と#34出岐がディフェンスから流れを引き寄せると、代わった#89馬がリバウンドで存在感を見せ、自らもゴール下から押し込みアリーナを沸かす。羽田もアウトシュートに活路を求めるが、逆にラビッツは#6大城が速攻を決める。
2Q:新潟33-32羽田(11-18)
序盤、ラビッツの堅いディフェンスに羽田は攻めあぐむが、次第にシュート精度が増し猛追を見せる。ラビッツも#89馬と#10大濱がインサイドで踏ん張ると、#34出岐のドライブでもう一度引き離しにかかる。しかしラビッツはリバウンドで劣勢になり、あっという間に逆転を許してしまう。慌てて#10大濱を戻したラビッツは、終盤に#34出岐がシュートファウルを奪い取り、ゲームは一進一退が続く。
3Q:新潟41-45羽田(8-13)
羽田の先制で始まった後半、ラビッツはターンオーバーが目立ち始め、羽田にペースを握られたまま試合は進む。何とか流れを取り戻したいラビッツは#89馬を投入、フックシュートを沈めると、#6大城の3Pと#10大濱のミドルシュートでようやく同点に追いつく。羽田もインサイドを基点に反撃を見せ、勝負の行方は最終Qへもつれ込む。
4Q:新潟64-72羽田(23-27)
ラビッツは#34出岐がルーズボールに飛び込み勝利への執念を見せると、#10大濱のゴール下に繋ぐ。それでも羽田は確実に加点し、じわじわとリードを広げる。残り3分、10点差を追うラビッツは、#11井上、#34出岐、#6大城の3Pで最後の意地を見せるが、羽田は要所で得点を加え、ラビッツの反撃を振り切った。
総評
前日からスターティングラインナップを入れ替えたラビッツは、序盤から#16山澤がトランジションで速い展開に持ち込むと、#10大濱と#89馬がインサイドで頑張り、試合を優位に進める。しかし次第にシュート精度が増す羽田に追い上げられ、中盤は一進一退の攻防が続く。後半になるとリバウンドで劣勢のラビッツは、羽田に逆転を許してしまうが、#11井上と#34出岐が3Pで勝利への執念を見せると、#10大濱の攻守に渡る活躍で最後まであきらめない。終盤、ラビッツはファウルゲームに逆転の望みを託すが、羽田の牙城を崩せずに連敗。今節も長いトンネルを抜け出すことができなかった。
最終スコア
新潟アルビレックスBBラビッツ64-72羽田ヴィッキーズ
1Q:22-14
2Q:11-18
3Q:8-13
4Q:23-27
■入場者数:549人
スターティング5
#10大濱杏華
#11井上愛
#14畑中美保
#16山澤恵
#34出岐奏
主な個人スタッツ
#10大濱杏華 20得点/13リバウンド
#34出岐奏 11得点
#11井上愛 10得点
小川HCコメント
今日の試合で流れを持って行かれたのは、第3Qのターンオーバーだと思います。ミスはつきものですが、その後にミスを引きずってディフェンスがルーズになり、点数を取られてしまった。なんとか食らいついていったが、リング下のシュートを3つ、ドライブインが2本、リング下のアシストからのシュートを落とす、そのようなイージーショットを、特にリング下を落としてしまえば、それだけ苦しい流れになってしまう。シュートをしっかり決めきれることによって、流れも持ってこれると思います。
選手は人数が少ない中で頑張ってくれているとは思いますし、タイトなスケジュールの中で疲労度が溜まっているのは見ていてもわかりますが、他のチームも同じような条件でやっているわけですから、それを乗り越え、もう一回みんなが奮起してもらいたい。
ディフェンスでは効いている部分もあるし、私の指示通りに実行しようとコート上で表現してくれている。しかし、肝心なところで危機管理能力というか、リング下で1対1している際、周りの人がヘルプに行かず見ている。ヘルプに行くよう指示をしているにもかかわらず、ずっとスタンディングになってしまっている。試合中に予測能力というのか、体が疲れている時にこそ、頭を働かせるように、また練習から考えて取り組まなければいけないと思います。
#0梅木智加子選手コメント
昨日もそうですが、1Qの出だしはすごく良い状態でゲームに入ることができたが、自分たちのミスや相手に付き合ってしまっている部分もあって、一気に突き放すことができなかった。今までのゲームでも同じようなことが多くあり、これはチームとしての課題で、そこをどう打破できるかが今週一週間、みんなで取り組まなければいけないとことだと思います。
#10大濱杏華選手コメント
昨日の負けた悔しさを、今日は晴らすために攻めていこうと強気に行きました。ボールを持った瞬間にパスしか見ないのが自分の欠点だったので、ボールを持った瞬間に自分でドライブをして、無理ならパスを探そうと意識しました。
また、自分がシュートを打ったものも全部リバウンド入ろうと、オフェンスリバウンドを取りに行きました。
(次戦は)この負けを無駄にせず、みんなで気合を出して、全員バスケットで勝っていきたいと思います。
ゲームフォト